最も希望の多いのが「歯を白くしたい」というご要望です。 現在では「ホワイトニング」の認識も広がり、若い女性だけではなく、老若男女、様々な方がご希望されています。以下から、ホワイトニングをこれから始めよう、検討中の方にホワイトニングについて説明していきます。
簡単にいうと、薬を使って歯の表面を漂白することを「ホワイトニング」といいます。
では、歯がどのような原理で白くなるかですが、
歯の構造
中に黄褐色の象牙質があり、その周りである歯の最表層が人体の中で一番固い組織である「エナメル質」で覆われています。
①着色
エナメル質はほとんどが無機質で構成されているが、わずかに有機質の部分があり、その有機質が着色し、歯の変色となって現れる
②加齢
エナメル質は次第に磨り減って薄くなる一方、象牙質は第2象牙質を形成して象牙質の厚みを増すため、加齢とともに色が次第に目立つようになる。
③遺伝
肌や髪の色同様、歯の色も遺伝する。
ホワイトニング効果が期待出来ない状態、薬剤による副作用の可能性がある場合を除き、基本的には可能です。
◆虫歯やひび割れがある歯
悪化する場合があるため、事前に治療を行ってください。
◆歯周病がある場合
悪化する場合があるため、事前に治療を行ってください。
◆インレー(詰め物)やクラウン(差し歯)の変色
ホワイトニングは人工歯に対して行うことは出来ません。別のインレーやクラウンを交換し白くする必要があります。
◆妊婦
問題は特にないですが、はっきりとしたデータがあるわけではないので、妊娠中は行っていません。どうしてもという方は、一時的なものにはなりますが、歯のマニキュアが良いかと思います。
◆その他
これらに対しては、ホワイトニング効果が十分出ない場合があります。その場合、他の治療をご提案します。