小児期は強く綺麗な歯を一生保つために重要な時期です。この時期の特に食生活を中心とした生活リズムの乱れは、将来のお口の健康に大きな影響が出ます。 それはたくさんの虫歯、噛む力の未発達、口元からの顔の表情までも変えてしまいかねません。 これらは大きくなった大人まで続き、人生に何かしらの影響を与えてしまうと言っても大げさではないと思います。 幼少時から口内の健康を大切にすることが将来に向けてとても大事なことなのです。
当医院の小児歯科は、女性の専門の先生を担当とし、お子様のお口の状態を健康に保つお手伝いをさせていただいております。
シーラントとは、薄いプラスチックで奥歯の溝を塞ぐ虫歯予防法です。
奥歯の溝はでこぼこしていて複雑ですので、毎日歯磨きをしていても歯ブラシの毛先が届かず、虫歯になってしまうことがあります。このシーラントはこの溝を塞ぐことで、奥歯の虫歯を防ぐことができます。
フッ素とは自然元素のひとつで、歯の質を強くする性質を持ちます。
身近にあるもので、緑茶や紅茶、ビール、牛肉、大根、イワシなどにも微妙に含まれており、食べ物や飲み物以外にも歯や骨に含まれているのです。フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯菌が出す悪い酸に負けない菌を作ってくれます。
事実、数十倍フッ素を使用した歯と使用していない歯とではこの効果が違うとされています。
フッ素はこのことから、アメリカやスウェーデンなどの海外でも虫歯予防として使用されています。
フッ素塗布は健康保険適用外です。
開始時期は、1歳半(上下の歯が4本ずつ生えてきたころ)から小学生の間までと考えて下さい。
年に4~6回程度塗布すると効果的です。