GBR


Guided bone regeneration(GBR):骨誘導再生法
物理的手段(メンブレンテクニック等)により骨組織を再生する方法。
骨再生を促す対象部位をメンブレン等で封鎖することで、骨の形成を誘導し、他の組織(結合組織等)の浸入を防ぐねらいがある。

 

(glossary インプラント用語集 監訳:田中 收 ゼニス出版 より)

インプラントを埋入した

骨補填材をインプラント周囲に置く

吸収性メンブレンをチタンピンで留めた


GBRを詳しく解説していくと1冊の本が書けてしまうくらい 長くなるので(ちょっとおおげさ)簡単に。
GBRはインプラントを入れたいが骨が足りない場合に適用する。 幅、高さともに増やせる。
GBRに欠かせないのがバリアメンブレン(通常は単にメンブレンと呼ぶ)だが、手術後数週間で溶ける吸収性メンブレンと、 溶けない非吸収性メンブレンがある。
非吸収性メンブレンは6ヵ月後に歯肉を切って取り出す必要がある。
僕の場合垂直的に骨を増やしたい場合非吸収性メンブレンを使い、水平的に骨を増やしたい場合は吸収性メンブレンを使うようにしているがどちらか一方しか使わないというDrも多い。

◇吸収性メンブレンのメリット
  • 術後取り出す必要が無い
  • 創(切り口)が開きにくい
  • 術者の腕の差がでにくい
◆吸収性メンブレンのデメリット
  • 骨のできる量はうまくいった場合の非吸収性メンブレンに比べ少ない
◇非吸収性メンブレンのメリット
  • うまくいけば確実に骨ができる
◆非吸収性メンブレンのデメリット
  • メンブレンが早期に露出しやすい その場合うまく骨ができない
  • 術者の腕の差がもろにでる

GBRのときメンブレンと共に欠かせないのが骨移植材

自家骨: 本人の骨
他家骨: 他人の骨 FDBA(凍結乾燥骨)DFDBA(脱灰凍結乾燥骨)
異種骨: おもに牛(Bio-Ossなど)

人工骨(化学合成):

 

 

ハイドロキシアパタイト(カルシタイトなど)
βーTCP(オスフェリオン,Bioresorbなど)
生体活性ガラス(Biogrann,Perio-glassなど)

などがあるが日本で使えるものは少ない。

 

GBRの場合サイナスリフトと違いできるだけ自家骨が望ましい。ゴールドスタンダートといわれる。
できれば100%使いたいが、ドナーサイト(採取する部位)をレシピエントサイト(移植される側
すなわちGBRするところ)とは別に求める必要があるのでガッツのある患者さん以外はやりにくいという面がある。

また骨補填材ということもあるが、その場合自家骨以外の骨移植材をさす。

 

注:自家骨と遅延吸収性骨補填材を半々で混ぜて使用したほうが吸収が少なくてよいという意見もある。 

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